スズメ

 
ベランダにスズメが一羽、遊びに来ている。
用心深くキョロッキョロッとしながら、植木鉢から植木鉢へと跳ねている。
葉と葉の間に顔をうずめて土をついばむ。
水やりにお米のとぎ汁を使っているので、
たぶんその小さなお米のかけらをうまいぐあいに口にしているかも。
うさぎの置物の耳の上にちょこんと乗ったときのかわいらしさ。みんなにも見せたい。
写真を撮りたいけれど怯えて飛んでいってしまうのも嫌だからそっとしておこう。
毎日遊びにきてくれたらいいのに。ずっと居てくれたらいいのに。
スズメは挨拶ほどに短く居て、飛び立ってしまった。
わたしの今日はそんな春を感じた一日ではじまりました。



スズメといえば梨木果歩さんの「ある小さなスズメの記録」
ともだちにもプレゼントしたほど、素敵なお話。
スズメのクラレンスとキップス夫人との交流を描いています。
記録とあるように淡々としていますが、その描きかただからこそ真実のあたたかみを感じます。
酒井駒子さんの表紙画もほんとうに素敵。

 
 
ある小さなスズメの記録


 

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