赤毛のアン


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子どものころに読んだ『赤毛のアン』をイベントのために再読しました。
子どものころはアンをそんなに好きになれず、
アンのおしゃべりも言われているほどのおしゃべりにはおもわなかったし、
明るく真っ直ぐな姿にもどこかでうんざりし、
アン自慢のロマンチックな空想もたいして素晴らしくおもえなくて。

けれど、数年前に高柳佐知子さんの『モンゴメリーの「夢の国」ノート』に出会い、
挿絵の懐かしいかわいらしさ、抜粋された言葉や解説の素敵さに、
わたしは間違えた読み方をしていたのかもしれない、
もう一度読んで確かめなくては、とおもうようになっていました。
それにこの歳になってロマンチックにも素直になっている。

そしてこのたびのイベントでそのきっかけを得、再読したわけですが、
なんと面白いこと。笑いながらも最後の最後まで涙をためたまま、
時にこらえきれず涙し読んでいました。
では、子どもの頃のわたしが読み違いをしていたのかというとそうでもなく、
アンに対しての無意識のジェラシーと、アンに背を向けることで、
ぼんやりとも芽生え出した反抗心の行き場を成していたのかなと。
だからあの頃のわたしにもう一度アンと向き合ってほしいとは
おもわないし、年頃の子どもたちにも読んでほしいと願う気もさほど起こらない。
だけど、大人の方には読んでほしい!今すぐにでも!
ことに子育て中のお母さん、それよりもお父さんに読んでほしい。
成長の喜びはもちろんのこと、寂しさのほうに一層自身との重なりを感じ、
その瞬間を捉える絶妙さにも感嘆するはずです。
子育てたぐいの言葉を持ち出すのは無責任な気がしてなるべく控えたいんだけど、
アンを育てるという内容からそう。
それにしてもわたしも歳をとったもんだ。マリラやマシュウ目線を覚えるとは…

写真は、今回のイベントの講師上條直美さんからプレゼントにいただいたブーケ。
お店の雰囲気にとてもあっていて、オープン当初から飾っています。

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