第2回読書会レポート

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2月の終わりに開いた読書会「みずうみ」シュトルム著に
ご参加くださりありがとうございます。
第1回目のOMAR BOOKSさんの読書会が大好評でしたので、
第2回の重圧は大きく緊張しましたが、参加者さんの寛大な眼差しに
何度も救われながらとても楽しく終えることができました。

課題図書の「みずうみ」は若かりし頃の淡く切ない恋を回想した
抒情詩的な美しい物語です。
わたしはただただうっとりと読んでいたのですが、
みなさんの視点は、時に鋭さもあり、登場人物の描かれていない背景までも
想像させ、物語の奥へ奥へと入り込んでいきました。

印象的な場面としては、やはりタイトルにもなっている「みずうみ」イムメン湖の章を
挙げられる方が多く、それでいて、それぞれ微妙に違う受け止め方には、
読書会の醍醐味がぎゅぎゅっと凝縮されていたようにおもいます。

またなんとなく理解しにくい場面の一つでは、参加者のお一人詩人のSさんに
解釈を求めてみたところ、すとんと腑に落ち、そこからまた、それぞれの解釈が
膨らんで限りを知らない想像力を楽しみました。

他にも唐突に起こる小さな出来事に、実は物語の真髄が隠されているのでは、
というミステリアスな見解などにハッとさせられたりと、
読み終えたはずの本にいつの間に紛れ込んだのか、
自分では見つけられなかったページを捲っているような気分でした。

さて、読書会のもう一つの楽しみ、休憩でのお菓子は、
主人公ラインハルトとラインハルトが想いをよせるエリーザベトとの
幼い頃の思い出苺摘みから、木苺を使ったケーキをご用意いたしました。
しっとりとおいしいケーキも大好評!

それから今回は、新たな試みとして、簡単なワークもいたしました。
ワークの内容は、押し花とそれに添える言葉。
ワークは物語とリンクさせ、物語は、幼少期から青年期へと移る
ラインハルトとエリーザベトが久しぶりに再会する章を選びました。

その章では、再会を喜びながらもどこか幼き頃とはちがう空気感、
時に襲う沈黙を消そうと、二人で植物標本を作るのですが、
そこに恋心には付き物のあの胸のチクチク痛む瞬間が、
隠すように描かれています。
その切なさを疑似体験できたらなと、植物標本を真似た押し花で、
また、押し花と一緒に作中の好きな言葉をメモにして
フレームに収めました。(写真がそれです)
お花は、作中にも登場するエーリカ(エリカ)など使用。
素材は同じでもお一人お一人違う作品が素敵に仕上がり、
なんだか読書と似ているようにおもいました。
みなさんの作品の写真を撮り忘れてしまい悔やまれてなりませんが、
お持ち帰りいただいた作品が「みずうみ」を回想する一助になれば幸いです。

以上が第二回読書会のレポートです。
今回も第一回目と同じく和やかな楽しい「本の時間」となりました。
ありがとうございました^^



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