::まほう:: 銅版画家 出口春菜 個展

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::まほう::

銅版画家 出口春菜 個展

4/8sun・11wed・15sun・16mon・22sun・26thu・28sat・29sun

12:00~18:00

croixilleギャラリー


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楚々とした美しさ、柔らかな詩情の まほう。
本や雑誌などの挿画でもご活躍中の銅版画家出口春菜さんの個展を開催します。
出口さんの在廊日も多く、この機会にぜひ*゚

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出口春菜 (でぐちはるな)

銅板画家。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科
ファッションデザインコース卒業
2007年からは各地で銅版画の個展を開催
主な近著
・「信じてみたい幸せを招く世界のしるし」米沢敬著・出口春菜絵/創元社
・「PERFECT DAY VOL.02」/講談社(尾日向梨沙さんエッセイのイラストレーション)

「在学中に出会った銅版画の雰囲気や作業工程に惹かれ、制作を始めました。
憧れと、繊細で少し不思議な世界観を大切に制作しています。詩や音楽を描くように。」
出口春菜ホームページよりhttp://nanoha-na.info/

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~croixille便り~

これまでに心が揺さぶられる数々の絵に出会い、
穏やかな気持ち、幸せな気持ち、
寂しげな絵の前では切なさや哀しみを覚えたりと、
言葉ではないメッセージに幾度驚いたことか。
そして今回、出口さんから届いた「まほう」と題された個展のDMのこの絵にも。
だけどこれまでとは何か違う感情が湧く。
でもこれは、感情、ではないのかもしれない。

まほうがとけるまほうにかかる

うまく説明できないけど、そんなふう。
たぶんわたしだけでなく誰しも何かしらのしがらみの中にあるはず。
中でもやっかいなのは自分で作り上げてしまうしがらみだとおもう。
そうだとしたら、それはどこからやってくるのだろう。
しがらみは見えない世界から訪れ不安という呪縛をかけているのかもしれない。
わたしはこの絵をみたとき、呪縛がゆっくりと、でもするするととけてゆく気がして、
気がつくと涙までこみあげていた。けれどその涙は感情から生まれたようにはおもえなかった。
かけられたまほうがとけるときはきっとこんなふうなのかもしれない。
第七感的在り処の安らぎ、とでもいうのだろうか。
まほうがとける まほう にかかったのだとおもった。


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