のんびりなお店に


南国奄美大島に雪が観測されたというほどに寒かった先週土日の営業は、
暖房をしても部屋を暖めることはできませんでしたが、
お客様との会話は、暖かな空気に包まれ、楽しい時間を過ごしました。
読書会をするテーブルにお客様を案内し、紅茶を淹れておしゃべりをしていると、
いつかこの風景があたりまえのようになるようなお店にしたいなぁとおもったり。
本が好きな人たちがここに集まって、本についていろいろおしゃべりして、
それも店主そっちのけで、とか妄想してはにやにや顔に。

今週土曜日は、お店にいます。
寒さ厳しいですが、なんかのんびりしたいなーと思われたら遊びにきてくださいね♪
たぶんのんびりできるお店です❀


第一回読書会レポート


遅くなりましたが、読書会のレポートです。

オープニングイベントとして開いた初の読書会は、
沖縄よりOMAR BOOKS川端明美さんをお招きしての開催でした。
定員には満たなかったのですが、その分、お一人お一人の感想や
川端さんから提案された心をくすぐるような質問に答える時間を
たっぷりと取ることができ、みなさん「楽しかったー!」と
感激の言葉を寄せてくださいました。

わたしはというと、ブログで宣言?したとおり、本を読まずに参加するという、
主催者にはあるまじきスタンスをとってみたのですが、だいじょうぶ。
最高に楽しく、課題本への興味が深まり、今後の読書会でも、
読まずに参加されてもOKです、という立札を継続することを決めたくらいです。
そして、このレポートもその読まずに参加した状態で綴ります(笑)
なので、ちょっとおかしなことになっているかもしれません。

課題図書「ある家族の会話」は、著者ナタリア・ギンズブルグの
少女時代を綴った自伝かとおもわれたのですが、
自己の感情を一切省いたものであるため、自伝的要素よりも、
著者のいう「わたしの家族の歴史として書かれたもの」そのものだったようです。

家族の生き生きとした様は、タイトルの通り「会話」によって描かれ、また、
しぐさやくせなどの描写のみで、一人一人の性質を強く印象付けます。
しかしここに著者ナタリア自身の姿はありません。
ナタリアを感じるとすれば眼差しだけであったというのがみなさんの感想で、
この小説を一言で表すとすれば、「人へのまなざし」と回答された方もありました。
少女時代の姿を知りたいわたしは、ナタリアはどんな思いで?どんな風に?
もの陰から見ていたとか?例えば服装でもいいし。逆に家族はナタリアをどう
見ていたんだろう?と稚拙な質問をぶつけてみましたが、
やはり、ナタリアに関する情報は、「一切ないのです」とのことで、
一体この小説はどうやって構成されているのだろうかと一番の興味となりました。

また、読書家とは言えないわたしは、歴史的背景など考えなく小説を読むほうなんですが、
みなさんの感想を聞いていると、当時のイタリアが反ファシスト運動のさなかであったことを
隅に留め、争いを悲惨に描いてはいないが、そのような激しさがあったであろう背景と
家族の日常(個性的な人々ではあるが)とのギャップを感じながら読み進めていることにも
感心しきりでした。日常を綴ることこそ、時代背景を浮き立たせるものなのかもしれないと
おもわせてもくれました。

背景といえば、現代の日本社会において空気を読まなければいけない風潮に
辟易ぎみであったが、この時代にあって、あえて空気を読まない姿勢を
みせつけてくれたことの爽快さには解放感を覚えたと、
川端さんのいう「一冊の本から多様な声を聞く」という言葉のとおり、
様々な感想が並びました。

さらに、ナタリアの力量は、たいくつになりがちな日常を面白く描くこと。
陽気ではないが暗くはない、クスリと笑ってしまう場面もあるという読後感の好い小説。
客観的に描きながらもナタリアのまなざしに優しさがあったことを示しているのでしょうね。
そしてもちろんナタリアの姿勢を汲み取った須賀敦子さんの名訳が大きいところだと。

読書会では、感想以外にも長女パオラのおもいついた遊びを実際やってみました。
自分を、「鉱物・植物・動物」に例えるとどれに当てはまるかというものです。
鉱物は、無味乾燥。植物は、空想系。動物は本能的な感覚。というもので、
わたしは、純粋に「植物」一本で答えましたが、
鉱物と植物を足した人や、柔らかい鉱植物と答えた方、パーセンテージで答えた方、
動物と答えようとしたが、みなさんの回答を聞いて答えが変化した方、
友人との関わりから当てはめてみた方、植物でも雑草のほうの植物とか、
植物は食べられてしまうし・・・、という、まさに本好きな方ならではのご回答で、
読書会で一番盛り上がった場面かもしれません。

そして途中には、お茶会のように、美味しいお菓子と飲み物をいただき、
和やかに読書会は終わりました。
参加されたお客様に恵まれた会であったと、川端さんとわたしと、
何度もそのことで喜びほっとし乾杯したものです。
改めて、ありがとうございました🌼
再現したいくらいに楽しい「本の時間」でした。ぜひまた、お逢いしましょう ^^


読書会の風景を写真に収めるのをうっかり忘れてしまいましたが、
OMAR BOOKSさんのブログでちらりと見ることができます。







レティシア書房さん「女子の古本市」


近況は後にして先ず、毎年楽しみにしているイベントのお知らせを。
レティシア書房さんの「女子の古本市」がはじまります!2月9日(火)~21日(日)
今年はcroixilleにもお声がかかり、嬉しい悲鳴をあげているところです。
密かにあこがれていた古本市への参加、ワクワクを胸に秘めるという
乙女気分に浸っています。

レティシア書房さん
「女子の古本市」2月9日(火)~21日(日)月曜定休
http://book-laetitia.mond.jp/


さて、オープンからそれきりになってしまっているお店(笑)、
わたしもやきもきしているんですが、身体が追いつかず1週間寝込みました。
見た目は健康そのもの、むしろ体育会系の体つきなのですが、
幼少から身体は丈夫なほうではなく、学校も休みがちな部類でした。
今回はまったく疲れを感じていなかったので、体調を崩したときは悲しくて、
身体にも耳を傾けようと痛感しているところです。
みなさまもお大事になさってくださいね。

体調とは逆に、床に臥してる間も、あれもしたいこれもしたいと、
心は弾み逸る気持ちを抑えるのでたいへん。
喜んでいただけるような企画をいくつもご用意して、
少しでも早くお知らせできるようにがんばります。

今週は土日にOPENします☆
1月23日(土)24日(日)
11時~18時







ありがとうございました🌼

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沖縄より、OMAR BOOKS川端明美さんをお招きしての
二日間に渡るオープニングイベント、おかげさまでお店の
最高に幸せなスタートとなりました。

小さくひっそりと始まったにもかかわらず、お祝いのお花を
いただいたり、また、はじめてお逢いするお客様までが、
暖かな応援をしてくださり、準備不足でご迷惑もかけたのですが、
みなさん笑顔で、ほんとうにありがとうございました🌼

そして、はるばる沖縄からオープニングイベントをお引き受けくださった
OMAR BOOKS川端明美さんには、読書会だけでなく、他にも学ぶことが多く、
お礼を積み重ねても足りないくらいです🌼

それからオープンの日にやんちゃな息子を預かってくれたお友達、
お店の準備で長いことほったらかしにしてしまった家族へ、ありがとう🌼
日が暮れて明かりのない中、ひとりぼっちで長い時間お留守番をさせて
しまった愛犬きゅんちゃんもごめんね、ありがとう🌼

読書会のレポートは、後ほどご報告したいとおもいます。
お店のオープン日は、ブログtwitterでお知らせしますね。

かかわって下さったすべての方に感謝をこめて🌼
croixille より








croixilleより読書会のお知らせ/OMAR BOOKSさんの『本の時間』


*明日と明後日は、読書会のため、お店の営業はお休みとなります*
*1月の読書会まで、新しい記事は、この記事の下に掲載します*



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~ croixilleより読書会のお知らせ ~

大正時代、女性信者のために建てられた洋館「白亜荘」の一室に在る
croixille(クロアゼィユ)。
記憶の隅にそっと触れるような古本と、大切に残されてきた舶来の古い雑貨を並べながら、
一冊の本を囲む小さな読書会をはじめるために、少しずつ準備を進めてまいりました。

この冬、オープニングイベントといたしまして、兼ねてより念願であった
OMAR BOOKSオーナー川端明美さんをお招きしての読書会を開きます。
川端明美さんは、物語を楽しむ、共有する本屋「OMAR BOOKS」を
地元・沖縄に五年前にオープン。拠点となる沖縄の自身のお店のかたわら、
読書会や様々なジャンルを越えて本にまつわるイベントや企画展などを主催し、
またウェブ・マガジン『カレンド沖縄』、雑誌『uchina』でも
本の周辺をつづったコラムを連載中です。
今回、沖縄を飛び出しての初めてとなるOMAR BOOKSの出張読書会『本の時間』
を開催します。読書会初めての方でもご参加できます。
滅多にないこの機会に、楽しくも心静かな読書会を体験してみませんか?


日  時  2016/1/8 fri 14:00~16:30
      2016/1/9 sat 14:00~16:30
場  所  京都市左京区吉田二本松4-3白亜荘3号室 croixille店内
定  員  各7名(先着順での受付です)
費  用  各2,000円(コーヒーor紅茶or緑茶・お茶菓子付)
課題図書   「ある家族の会話」ナタリア・ギンズブルグ著/ 須賀敦子訳/ 白水社
申 込 先    croixille.s@gmail.com
      090-8235-2392

○最寄り駅 
京阪神宮丸太町(徒歩15分)
○バス 
市バス・京阪バス近衛通(徒歩5分)
○P無し
最寄りのコインパーキングをご利用ください。
近隣には3件ほどございます。

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いよいよ明日から読書会です。
楽しみはもちろんなのですが、一つ心配事があってちょっと神頼みしています。
それは、お店の暖。石油ストーブと電気ストーブで暖を取っているのですが、
それでも古い建物ゆえ、寒さが気になってしまうのです。
神様どうか明日明後日を暖かく。
そしてお客様が暖かなお召し物でお越しくださいますように。

それから今日は、読書会のもう一つの楽しみ、休憩中にいただくお菓子や
飲み物のことを。
お菓子は、課題図書の著者ナタリア・ギンズブルグの出身地イタリアを
代表する焼き菓子ビスコッティ、それから物語の中で父親が尊敬する国として
挙げられていたイギリスから、代表菓子スコーンをご用意いたしました。
焼き菓子とスコーンは共に、滋賀県大津市の焼き菓子のお店ラナンキュラスさんからの
お取り寄せです。
ラナンキュラスさんにお菓子を読書会でお出しすることを伝えると、
とても快く親切に相談にのってくださって、そんな暖かなおもいも含んだお菓子です。

また、コーヒーは、はんのきダンデライオンさんの古書棚があることを知って
お邪魔した、京都市山科区にある自家焙煎ガルーダさんのコーヒー豆を。
紅茶は、かわいいパッケージのフェアリーテールティー

お菓子や飲み物選びでは勉強になることが予想外に多く、
これもまた楽しみの一つになりそうです。




新年

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あけましておめでとうございます
昨年は暖かな応援とブログやtwitterなど御覧くださり
ほんとうにありがとうございました
そして読書会へお申し込みくださったお客様には、
全てがはじめての試みの中たいへん勇気づけられています
感謝と共にお逢いする日を心から楽しみにしております🌷

さて、準備が進まない><;と大騒ぎしていたお店のほうですが、
ようやく読書会を開けるくらいに整いました。
お店としてはまだまだ整えなければならない箇所が
いくつも残ったままですが、少しほっとしています。

写真にも撮ってみましたが、読書会を開催するという雰囲気というより、
小さなお茶会でも開くような家庭的な雰囲気になってしまって、
でもこれがわたしの内にあった読書会の形なのかもしれないと、
徐々にできあがっていく中で感じたことです。
ちなみに理想は、勉強会のような研究所のような
じっくりと本に親しむ形を目指しておりました…